モーター出力によるミシンの分類
ミシンにはモーター出力による分類があります。
家庭用のものを購入する際にはそのことについて気を付けておくことが大切です。
ミシンの中でも最もオーソドックスとされているのが電動であり、針の上限運動を内蔵モーターによって行う仕組みになっています。
速度はフットコントローラーの踏み込みで調整できるのが特徴です。
電子回路による制御を取り入れていないので不規則なタイミングで止めることが出来ます。
パワーも強く、使いやすい機器と言えるでしょう。
一方で電子ミシンは針の上下運動を電子回路によって制御できる仕組みになっています。
手元でスタートとストップを行うことが出来るのが特徴です。
速度は柔軟にコントロールすることが可能となっています。
昨今急速に数を増やしているタイプであり、ミスを起こしにくくする仕組みが特徴と言えるでしょう。
コンピューターミシンは使いやすい
コンピューターミシンでは針の上限運動やふり幅、縫い目の長さをマイコンでコントロールするように作られています。
ワンタッチで操作したり、番号を選択するだけで縫えたりするので初心者でも使いやすいといえるでしょう。
キャラクターなど複雑な模様を縫う際には特に使い勝手の良さが光ります。
これらとは一風変わったロックミシンも存在します。
これは余分な布の端をメスで切りそろえつつ縫う仕組みになっており、ほつれを止めることに定評があります。
縁がかり専用となっているのでより美しく縫えるところに人気が集まっています。
丈夫なものを作りたいという方にお勧めです。
厚手の生地を扱うなら
通常の使用の際にパワーが問題となることはほとんどありません。
どんなモーター出力であったとしても一定以上の出力を実現することが出来るからです。
しかしながら、厚めの布を縫う際などには少し問題になることもあります。
自分が縫いたい生地を想像した上で、購入することが重要と言えるでしょう。
これらの種類によって価格は全く異なります。
コンピュータ制御のものは何十万円もかかることもあります。
単純に性能が良いからすぐに購入するというわけにはいかないケースも考えられます。
電動のものが最も安価ですが、操作するのは最も難しいと言えるでしょう。
基本的には使用者の負担が大きいものほど安価と言えます。
家庭用の使用の際にはそこまで高い出力がいらないケースも多いです。
自分にとって必要なのはどれくらいの出力かを踏まえつつ、自分に合っているものを見つけ出すことが重要と言えるでしょう。