ロックミシンの概要|ソーイング特集

ロックミシンの特徴

一般的にミシンと聞くと、布同士を縫い合わせるために使うと考えている人もいます。
しかし、実はミシンにも色々な種類があるので使い分ける必要があります。
ロックミシンは、布の端をほつれないように処理する際に使われているミシンです。
洋裁で服を作ったり、トートバッグなどを作成する際にあると便利なタイプミシンです。
非常に便利なロックミシンですが、ソーイングをやる人の殆どが持っているというわけではありません。
小さな小物程度を作るのであれば、なくても大丈夫なものだからです。
逆に、洋服など大きなものを作るときにはないとかなり困るミシンになります。

プロでも注意を要する

使う時は布の端を切り落としながら、編み込むようにして塗っていきます。
手前から布を送り出すという点では一般的なタイプと同じですが、間違った部分を送り込んでしまうと全てカットされてしまうので注意が必要です。
シャツを縫っていたつもりが、背中に大きな穴が空いてしまうこともあるので注意してください。
普通のミシンでも自分の指を巻き込むと大怪我の元ですが、ロックミシンの場合はさらに刃物で切られてしまいます。
初めての人はもちろん、慣れている人でも使用の際はかなり注意が必要なミシンです。

大きさは小型ですが、基本的にロックをかける以外には使うことがありません。
普通のミシンで、端をかがるように縫うということも可能ですが技術がかなり必要になります。
布の端を処理するために使っている人が殆どですが、布と違う色の糸をわざと使うことでロックをかけた部分を飾りにする人もいます。
ほつれる心配もありませんし、他のミシンで仕上げた裾とは一味違ってくるのでお勧めです。

フットコントロール型が良い

ソーイングを始めるのなら、まずは基本的なミシンを購入して物足りなくなったときにロックミシンは購入するようにしてください。
ある程度の技術が必要なので、普通のミシンでソーイングの腕を上げてからでも遅くはありません。
慣れないうちは小さめの小物を作ることが多いため、出番は殆どないです。
あくまでも、洋服など大きなものを作りたいときに必要になってくるものです。

ロックミシンはスイッチを足で踏んで入れるタイプがほとんどで、手元で全てを操作する人は少数派になります。
手元にしてしまうと、間違って布を巻き込んだりして危ないからです。
足ものとのスイッチなら、ふみかたでスピードを調整しながら扱えるので安全でコントロールしやすいです。
足のペダルがなれない時は、普通のミシンで練習してみることをお勧めします。